ここでは、自宅でもできる脱毛方法です。
サロンでも行うこともあります。
処理による肌荒れなどを起こすことで、サロンやクリニックで脱毛したくても治療で完治させないと脱毛できない場合があります。
その注意点を踏まえて紹介していきます。
なお次の施設での脱毛は各ページでご覧ください。
医療脱毛の医療クリニックでの脱毛は ☞ こちらへ!
美容脱毛の美容サロンでの脱毛は ☞ 「光脱毛(その1)」・「光脱毛(その2)」・「光脱毛以外」へ!
この記事の内容です。
シェービング・毛抜き・カッティング・ブリーチ
ここではセルフ脱毛について書いています。
《シェービング(毛そり)》
10代20代のほとんどの方が悩みだした時から、永い時間ムダ毛処理のためにシェービングに費やしてこられていると思います。
自己処理は、時間もかかり、煩わしいですよね。無理な行為もされているでしょう。

by phot-AC
自己処理もやり方しだいで肌が傷み、サロンやクリニックで脱毛したくても施術できないことや施術に時間が一般より多くかかり料金が高くつくことにもなり得ます。
・剃っても剃ってもすぐに生えてくるので剃る回数が増える。
・カミソリ負けといってヒリヒリしてしまうことがあります。
・毛がさらに濃くなったように見えてしまう可能性がある。
カミソリ負けは、剃った時の小さな傷に菌(主に黄色ブドウ球菌・表皮ブドウ球菌)が侵入することで湿疹が出たり肌が荒れたり痛みを伴うことが起こります。
こうならないために有効なのは剃る前のローションと、剃った後にクリームで保湿をすることです。
また古くて切れ味の悪くなったカミソリは使わないことです。
《毛抜き》
毛抜きで1本1本ムダ毛を引き抜いていく方法です。
手間と時間を要しますが、毛根ごとに処理することになります。

by phot-AC
しかし、毛を引き抜いても、数日後、毛を生やす準備が整えば、同じ毛穴から再び毛が生えてきてしまいます。これも際限なく毛抜きをし続けることになります。
毛抜きは、脱毛効果は高いのですが、強い痛みと炎症が生じます。
毛包炎と同じように細菌感染しないために処理後は皮膚を清潔に保つことです。
《カッティング》
ハサミで毛を切り落とす方法です。
皮膚表面に直接刺激を与えませんが、完全にムダ毛がない「ツルすべ」の状態にすることはできず、たびたび処理しなければいけません。
また、処理した場所が目立ち、毛が濃くなったように見える場合もあります。
《ブリーチ(脱色)》
これは見た目をごまかすだけで、毛の脱色によって体毛を目立たなくする方法です。
ブリーチでは毛の色を薄くするだけで、毛そのものがなくなるわけではありません。
除毛剤と同じく、含有成分によって肌に強い刺激が加わり、接触性皮膚炎、痒みやかぶれ、炎症が発生する可能性があります。
除毛クリーム・脱毛テープでの注意
除毛クリームの方法や注意点です。
除毛クリーム
除毛クリームは、主に自宅で行うときに使うと思います。
クリーム状、ペースト状、泡状のもので、腕の毛、脚の毛やワキ毛などの除去を目的として体毛を薬剤で溶かして除毛する方法です。
含有成分による肌に強い刺激で、かゆみやかぶれ、炎症などが発生する場合があります。
口コミでは、「塗って処置した直後に、皮膚表面が赤くただれてしまった」という声もあって、接触性皮膚炎を回避するため、使用後はしっかりと薬剤を洗い流すことが必要です。
この除毛剤については、國人生活センターに寄せられる危害相談が非常に多い案件となっていますので特にその内容を抜粋します。
これから取り組まれる方は、参考になさってください。
除毛剤の危害相談の増加
インターネットで手軽に買えて気軽に使えることから、近年、除毛剤の生産量は大きく増加し、2014年は186tが2018年には1,153tと4年間で約620%の増加なっているようです。
これだけの伸びはすごいですね、脱毛にかけるパワーは底知れないのかも。
しかし、生産が増えることで炎症等の危害報告も増えているようです。
2014年度以降5年間の国民生活センターへの危害相談で、除毛クリームや脱毛テープを使用した結果「赤み、かゆみ、痛み、腫れ」等が生じたという危害情報が738件寄せられています。
「除毛クリームのスプレータイプ・チューブタイプ(除毛剤等)」に関する危害情報は、従来から女性の割合が高い状況ですが、特に、男性がヒゲを除去するために使用し、顔などに皮膚障害を負った等の事例も増加傾向にあります(図1)。
《定期購入契約に注意》
「除毛剤等」の皮膚障害の事例の中には、総額数万円の定期購入契約のため、解約したいという相談内容となっているものが多数あるようです。
「除毛剤等」に関する危害情報738件中、通信販売での「定期購入」に関する相談件数は548件で約74%で、特に2017年度以降多くの割合を占めています。(下図)
供給・需要ともに大きく増えていて危険相談も増えているのは、気軽に買えて、気軽に使えて、まったく痛みが無いからでしょうね!
また、「除毛剤等」に関する危害情報の中には、
・脱毛剤(脱毛テープや脱毛ワックスなど)の事例は少ない。
・除毛剤(チューブタイプの除毛クリームやスプレータイプの除毛クリームなど)の事例が大半を占めている。
また、除毛剤の使用部位についての表示を調べると、商品本体等の表示と、発売元のウェブサイトでの表示とで、異なる記載がなされたものもあったとの報告です。
除毛クリームに関して、その他にも興味深い内容が国民生活センターの報告でなされています。その抜粋をご確認ください。
(こちらから ☞ 除毛剤の危害相談内容(国民生活センター報告抜粋)へ!
抑毛ローション
抑毛ローションとは、先述の除毛クリームと同じく、生えている毛が抜けて生えなくするわけではないので「永久的な脱毛」にはなりません。
期待できる効果はあくまで「抑毛」で、毛の除去はできず繰り返し生えてきます。
パッケージに「脱毛ローション」と書かれている商品も
「抑毛ローション」
「抑毛剤」と同じものだと考えましょう。
抑毛ローションは、使ってすぐにムダ毛が抜け落ちるような即効性は無く、約3ヶ月継続的に使用しないと効果が感じられないようです。
抑毛ローションは、化粧水のように肌に塗るだけで、毛の成長を遅らせる効果が期待できるものです。
抑毛石鹸と同じく自宅で使用できます。
主要成分は大豆イソフラボンなどの抑毛成分及び美容成分も配合されているようです。
天然成分のものが多く、子どもの抑毛剤としても使うこともできます。
メンズ商品は、髭剃り後のアフターシェーブローションとして使うことも可能です。
抑毛ローションはこんな方が使っています。
・自宅でムダ毛処理をしたい方
・脱毛サロンへ行く時間や勇気がない方
・もともと毛が薄くてサロンへ行くほどでもない方
・肌を傷つけたくない方(カミソリ・毛抜きなど)
家で、1日に1~2回塗って使うようです。
メリット
・毛が柔らかく細くなる。
・毛が生えるスピードが遅くなる
・美肌効果が期待できる
・肌を傷めない
・手軽に始められる
デメリット
・即効性はなく抜け落ちない
・毛が太くて多い毛は効果が表れにくい
・効果に時間がかかり、個人差もある
次に、抑毛ローションの選び方は、次の成分が主に含有されているかどうかを確かめればよろしいかと思います。
(抑毛成分)
・イソフラボン:ムダ毛の成長を抑える
・パイナップル酵素:毛を柔らかく・細くしてくれる
・パパイヤエキス:毛を柔らかく・細くしてくれる
(美容・保湿成分)
・コラーゲン
・セラミド
(その他で注意すべきこと)
■除毛成分のチオグリコール酸カルシウム:タンパク質分解酵素(毛を溶かす)
この成分は、皮膚のタンパク質も分解ダメージが及ぶ可能性があるため使い方には特に注意が必要。(塗布回数の頻度を空けて使うなど)
逆に、これが入っていないと効果も薄いことになります。
■部位によって商品が分けられている場合がありますので確認が必要です。
(足・脇・腕用、顔のうぶ毛用、ヒゲ用、デリケートゾーン用など)
美容ライト脱毛(光脱毛)以外の脱毛法や自宅でできる脱毛については以上となります。
この中でも、除毛クリームや抑毛ローションなどはネットで簡単に買えます。
そんな気軽さから使い方や含有成分によって取り返しのつかない後遺症に発展する可能性を秘めています。
こういったことを考慮してお使いいただければよろしいかと思います。
なお自宅以外で、クリニックやサロンの脱毛は下記ページでご覧ください。
医療脱毛の医療クリニックでの脱毛は ☞ こちらへ!
美容脱毛の美容サロンでの脱毛は ☞ 「光脱毛(その1)」・「光脱毛(その2)」・「光脱毛以外」へ!
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